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zoom RSS 小澤征爾&新日本フィル特別演奏会 2009

<<   作成日時 : 2010/01/11 17:52   >>

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2009年12月6日に行われた演奏会の感想です。
少し時間がたってしまいましたが、クラシック鑑賞メモとしてしっかりアップしなきゃ!

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小澤さんにはまったのは、新日本フィル演奏で行われた 「 ファウストの劫罰 」 を見に行って以来です。
小澤さんが指揮する新日本フィルを聴くのはこれで2回目。

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小澤さんの演奏を楽しみに行くのは言うまでもありませんが、ピアノの上原彩子さんの個性的な演奏を聴けることも楽しみに行きました。

さて今回の席は、S席 1階 23列 37番38番 右端のS席にしてはちょっと見にくい席でした。

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しかし、響きの良いホールの為、違和感はありません。

ベートーヴェン作曲ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15 ですが、まずは静かに弦の演奏ではじまり、堂々とした曲調になって行きます。この始めの部分を聴いた印象は、弦のみなさんが上手い。まとまりがあって響きもよく、小澤さんの色彩豊かな音色を上手に表現していると感じました。

そして、ピアノの演奏が入ってきます。

うーん。。。

なんだが、調和しない。上原さんの演奏をテレビで見たことがありますが、ちょっと印象とは違った音色と言うか、、、
どこか楽しそうではなく、変に自分を抑制して演奏しているような迷っているよな、新日本フィルが奏でる音色と調和が取れず、今一な印象。

ただし、カデンツァではその印象も一遍します。
表情が豊かで生き生きとした音色、鳥肌が立つような演奏に聞き入ってしまいました。
3楽章のズンズン進んでいくような曲調では、上原さんの本領発揮といった感じで、生き生きとした演奏を聴かせてくれました。

全体を通して、どこか “ 迷い ” といった感じの演奏でしたが、カデンツァ や3楽章の生き生きとした場面ではとても気持ち良い若々しい演奏を聴く事が出来ました。この演奏を聴いて、ソロの上原さんを聴いてみたくなりました。


次に、ブルックナー作曲交響曲第3番ニ短調『ワーグナー』 です。
この作品は、ブルックナーが迷いに迷って書き上げた大作で、とても奥の深い仕上がりです。手掛けたのは、1872年48歳の頃。初演は1877年、しかしこれは不評に終わり、さらに悩みに悩んで1889年に完成したとの事。
なんと17年もの歳月をかけて完成した超大作と言える作品です。

1楽章では、静かな雰囲気から始まり、大きく盛り上がって主題へと移り変わって行きますが。。。
おい おい おい おい みんな良く音を聴いてー!!と叫びたくなるようなガチャガチャ感が浮き彫りになってしまいました。この曲でも弦の響きはまとまりがよく、聴き応えがありました。しかし、金管や特に木管が入ってくると一気に、シッチャカメッチャカ!演奏からは一生懸命の気持ちは大きく伝わってくるのですが。。。音の立ち上がりや切り方が雑で、響きがまとまりません。

静かな部分では指揮台の背もたれにもたれ掛かって指揮をしていた小澤さんも、盛り上がる場面では全身を使って指揮、そして 「 ん゛っんわぁ゛ーん゛ん゛んわぁーわわ〜 」 と声を出して引っ張って行きます。

その気迫に引っ張られるようにして、とにかく一生懸命演奏する新日本フィルのメンバーがとっても印象的。
おお!頑張れ頑張れ!!と心の中で応援しながらの、まるで運動会を見ている親のような気持ちで聴いていると、あっと言う間に4楽章まで終了。

演奏が終わると、新日本フィルの頑張り、小澤さんの指揮に対してブラボーの暖かい声援が送られます。

サイトウキネンや水戸室内楽のような円熟味を帯びた演奏も素晴らしいのですが、このように指揮者とお客さんの熱い気持ちに支えられ、それに答えるような真剣な演奏者を見るのも素晴らしいの一言。

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まだまだ発展途上の新日本フィル、今回の演奏会で学んだことを着実に成長につなげいって欲しいと思います。
また次回も期待ですね♪


公演内容
2009年12月6日(日) 開演14:00
開場:すみだトリフォニーホール
新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:小澤征爾
ピアノ:上原彩子
プログラム
ベートーヴェン作曲ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
ブルックナー作曲交響曲第3番ニ短調 『 ワーグナー 』

S:14,000円
A:12,000円
B:10,000円
C:8,000円


今回の演奏会の向けて、予習したのがこのCDに収録されている、ピアノ協奏曲1番。
N響の指揮でよく目にする、アシュケナージですがピアニストとしても有名。
柔らかくまろやかな響きが特徴で、この響きは聴き入ってしまいます。

ベートーヴェン : ピアノ協奏曲全集
ポリドール
1996-03-01
アシュケナージ(ウラジミール)

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PS: 「 11月の水戸 」と、この演奏会では今まで一度も見たことが無い、椅子に座りながら、背もたれにもたれかかりながらの指揮をしていた小澤さん。どこか体調が悪いのかと心配でしたが、食道癌と診断されました。
今年夏、サイトウキネンまでのコンサートをすべてキャンセルとなりましたが、記者会見では元気な姿を見せてくれたので、一安心。しっかり療養して体を休めて、またパワフルな指揮、色彩豊かな音色を聴かせてくれる事を楽しみに復帰を待ちたいと思います。

2009年、サイトウキネンフェスティバル鑑賞の模様はこちら
サイトウキネンフェスティバル 2009 鑑賞ツアー T

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