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zoom RSS 水戸室内管弦楽団 第78回定期演奏会

<<   作成日時 : 2009/12/05 17:36   >>

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ばもくんの1番好きな楽団、水戸室内管弦楽団の演奏会に行ってきました。

水戸に行くのは、「 水戸室内管弦楽団 第75回定期演奏会 」 に行って以来になります。

平日という事もあり、会社をお休みして、一路水戸へ向かいます。
バモスで高速を使った長距離走行は久しぶりでしたが、18万キロを越えたエンジンは快調に回ります。
途中常磐道の友部S.A (通称 納豆S.A)で休憩して、水戸I.Cで高速を下り 「 水戸芸術館 」 には17:00着。

開場時間は、18:00。少し時間がありますが、パイプオルガンを眺めたり外の噴水オブジェを見て驚いたり、あっという間に開場時間となりました。

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今回の席は、中央部の前から4列目、右通路側です。

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席からの眺めはこんな感じ。

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普通のホールでは前から4番目の席はいい席とは言えませんが、ここの場合は違います。ステージも低くちょうどステージに立つ人と同じ目線のこの席は、見易さと臨場感を兼ね備えた素晴らしい席でした。
ど真ん中じゃないので、小澤さんの指揮もよーく見ることが出来きて最高♪
1曲目は協奏交響曲と言うことで、指揮者を囲むように独奏者の譜面台が並んでいます。
このスタイルの演奏はばもくんにとって初めて、どんな演奏になるのかステージのセッティングを見ただけでワクワクしちゃいます。

開演時間となり、オーケストラのメンバーが入場し席に着きます。
そして、チューニング。緊張が最高潮に達するこの瞬間がなんともいえません。

チューニングが終わり、4人の独奏者と小澤さんが登場。
盛大な拍手が鳴り止むと、演奏の始まりです。

まず始めは、『 ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 作品84 Hob.l-105 』
18世紀後半のロンドンでは、切符さえ買えば誰もが入れる演奏会がよく開かれていたそうです。そんな演奏会で新作を演奏してほしいとハイドンはロンドンに招かれ、この「協奏交響曲 変ロ長調 作品84 」が作曲されました。
当時ロンドンでは、他の作曲者の協奏交響曲が人気を集めていたそうです。複数の独奏楽器とオーケストラの演奏は、各独奏を楽しんだりアンサンブルを楽しんだり、オーケストラも楽しめる、様々な魅力を秘めたこのような協奏交響曲は、当時のロンドンで広く受け入れられていたようです。

この作品は、他の協奏曲と違って1〜3楽章にわたり独奏楽器から始まります。普通はオーケストラの演奏のあと、独奏へと移っていくのですが、はじめから独奏楽器が演奏することによって、一気に曲の魅力に取り付かれてしまうような感覚を覚えました。

1楽章は、ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットの綺麗なアンサンブルから、オーケストラがお出迎え。
その後も優雅な駆け引きで、心地よい作品です。ばもくんお気に入り♪

2楽章は、1楽章よりもおっとりとした曲調で、ヴァイオリンやオーボエの透き通った高音、チェロのとファゴットの暖かい響きをじっくりと味わうことの出来る作品でした。

3楽章ではフィナーレに相応しく勢いあるスタートです。そして各パートの見せ場が沢山あって、独奏者の腕前拝見と言った感じでしょうか。そのなかでも特に難しそうなのがチェロ。今回チェロを担当された原田さんも、水戸芸術館HPの 「 インタビューページ 」 で「 憂鬱だ 」とおっしゃっておりました。バイオリンよりも高い音を出さなければならない部分があり、まさにチェロ泣かせ。
実際の演奏では、チェロのソロの部分で、音が上がりきれなかった部分があり、演奏後に原田さんだけ憂鬱な表情を浮かべていたのが印象的でした。すごく悔しそうでした。しかしあれほどまでの奏者が、本気で演奏している姿を見ていると、そんなことはどうでもよく、素晴らしい演奏だった事は言うまでもありません。

全体を当して、独奏楽器が華やかさを添えるこの作品は素晴らしいの一言。
18世紀のハイドンが現代の世界的な独奏者を本気にさせてくれた事に 「 ありがとう 」 と、お礼を言いたいところです。また小澤さんを中心とした、オーケストラと独奏者との細かなコミュニケーションも、ステージに近い席だけあってひしひしと伝わり、まるで自分も参加しているかのような緊張感を味わうことが出来ました。

この演奏の独奏者はこの方たち。

ヴァイオリン:川崎 洋介

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チェロ:原田 禎夫

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オーボエ:アレクセイ・オグリイントチェク

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ファゴット:ダーグ・イェンセン

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協奏交響曲、、、これ、ハマりそうです。いや、ハマりました。


次に演奏されたのは、『 モーツァルト:ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447 』

モーツァルトが少年時代より知人のホルン奏者 ヨーゼフ・ロイトゲープ のために、4曲のホルン協奏曲と1曲のホルン五重奏曲を書いたそうです。そのうちの1曲がこの第3番。当時のホルンは、ナチュラルホルンと言うバルブのないホルンで、音階を奏でることがとても難しい物でした。ベル ( 音の出るラッパ部分 ) に的確な深さで手を入れて、唇を連動させ音階を作る技術が必要で、ロイトゲープはそうした演奏が得意だったとか。そのことを熟知したうえで、このホルン協奏曲が作曲されました。

今回独奏を務める、ラデク・バボラークさんはばもくんとそれほど歳の変わらない33歳。8歳からホルンを始めて、16歳のころから数々のコンクールで優秀な成績を納め、現在はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソロ ホルン奏者を務めている方です。

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ホルンという楽器は、金管のなかでもトゲのない暖かい音を出すだけあって、オーケストラの中に溶け込んでしまっている場合が多く、ばもくんの耳では、なかな聴き分けるのが難しいんです。でも今回は、ホルンが主役。思いっきり聴けることをとても楽しみにしていました。

1楽章は、ホルンが前へ出すぎることなく、オーケストラと心地よく重なっていきます。ホルンとオーケストラ、お互いが目立ちすぎないよう譲り合って曲を作り上げているように感じました。

2楽章になると、牧歌的雰囲気になり、ホルンの暖かい響きを聴くことが出来ます。

そして3楽章ですが、1楽章と2楽章で抑えていたホルンの本質を聴ける曲で、力強さや素早さ、歯切れの良
さなど、ホルンってこんな一面があるんだ〜と感じさせる曲でした。

金管のなかでも暖かい音色を響かせているホルンは気になる存在でした。そんな楽器をこうして協奏曲の独奏として聴くことが出来、ホルンの良さを知れた演奏になりました。とくに、今回の独奏者 ラデク・バボラークさんは、感情を込めすぎずストレートなホルンの音色を聴かせてくれたので、ホルンそのものを感じることが出来た素晴らしい演奏でした。

ホルン協奏曲が終わるとアンコールとなり、ソロで ブラームス:エチュードを聴かせてくれました。
小澤さんもステージの上で見守りながら、顔をしかめたり緩んだり、手でテンポをとったりとソロにまで指揮をしたそうな雰囲気がなんだか面白かったですね。

ここで休憩に入り次は 『 モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543 』

モーツァルトは1788年夏、2ヶ月あまりで3曲の交響曲、第39番と第40番、第41番を書いたと言うから驚き。この前年にはウィーン宮廷作曲家に就任しています。しかし名誉に見合った給料はなく家計を助けるものとはならず、生活が苦しい状況の中で 後期3大交響曲 として今も親しまれている作品を書き上げました。
この曲は、オーボエに代わりクラリネットを起用して、優しい雰囲気になっているのが分かりやすい特徴です。

まず1楽章ですが、重厚な序曲から始まりゆったりと優雅な雰囲気をかもし出すとても深い曲です。
小澤さんの指揮も大編成のオーケストラの時とは違い、煽るような素振りもなく柔らかい指揮を見せていました。

2楽章は、ゆったりとした雰囲気から激しい雰囲気へ移り変わっていく曲調なのですが、激しさの中にも優しく暖かい雰囲気を秘めている曲です。

3楽章になると雰囲気は一転、とても力強いメヌエットになります。中盤では、クラリネットとフルートが優しく交じり合い優雅な時間を感じさせてくれました。特に、工藤さんの日本人離れした繊細で華やかなフルートが印象的。

そして最後の4楽章、これはばもくんの大好きなとってもしっかりとしたソナタ形式です。
ばもくん的にはこの交響曲のなかで一番モーツァルトらしい曲に感じています。1、2、3楽章を聴いている時は、モーツァルトを聴いているのにそうではないような、不安な気持ちを感じていましたが、この4楽章が始まると、「 やっぱりこれがモーツァルトだよね! 」 と言うような安心感につつまれ、のりのりで聴くことができました。この楽章では、小澤さんの指揮もいつものように機敏で強い指揮へと変わり曲を大きく盛り上げてくれます。小澤さんのファンとしては、こんな一面を見れないとどこか不安になるところもあるので、さまざまな事がかさなり、コンサートの最後に相応しい曲となりました。

全体を通して感じたことは、とにかく上手い!
また小澤さんの指揮に頼りすぎることなく、すべての人が的確にコミュニケーションをとるサマは見ていると、一人一人の技術の高さを感じ取ることが出来ます。演奏のゆとりと、とにかくいい演奏をしたいと言う熱意は本当に素晴らしいの一言。
前から4列目の席と言うこともあり、それを肌で感じることが出来、このホールと水戸室内管弦楽団が今まで以上にお気に入りになったのは言うまでもありません。

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音楽の知識のないばもくんの個人的思考による文ですが、最後まで読んでくださりありがとうございました。


水戸室内管弦楽団 第78回定期演奏会
指揮:小澤征爾

2009年11月25日(水)18:00開場・18:30開演
   11月26日(木)18:00開場・18:30開演
   11月27日(金)18:00開場・18:30開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM

ハイドン:協奏交響曲 変ロ長調 Hob.I-105 作品84
     オーボエ:アレクセイ・オグリントチュク
     ファゴット:ダーグ・イェンセン
     ヴァイオリン:川崎洋介
     チェロ:原田禎夫
モーツァルト:ホルン協奏曲 第3番 変ホ長調 K.447
     ホルン:ラデク・バボラーク
モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
料金(全席指定):S席13,000円/A席11,000円/B席8,000円


さて、次回のコンサートは、12/6に新日本フィル+小澤さんで行われる 「 特別演奏会 」 です。
そちらの記事もお楽しみに♪

それと、前回の75回定期演奏会の模様を収録したDVDが発売されました。
小澤さん親子のめったに見れない共演必見です。




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