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zoom RSS サイトウキネンフェスティバル 2009 鑑賞ツアー U

<<   作成日時 : 2009/09/27 17:08   >>

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お待たせしました〜 サイトウキネンフェスティバル 2009 鑑賞ツアー U のお話です。

Tを読み逃がしている方はこちら↓
サイトウキネンフェスティバル 2009 鑑賞ツアー T

18:30の開場時間となり、座席へと向かいます。
S席 1階 23列 26〜29番です。

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S席としては後ろですが、ホールど真ん中といってもいい位置になります。
席に着き周りを見渡すと、著名人の方もチラホラいらっしゃいました。さすが、サイトウキネンといった感じ。

そして、開演時間になりオーケストラのメンバーがステージに入ります。
その中に混じって小澤さんも入場。
恒例ですが、小澤さんの姿が見えると客席の拍手が一段と大きくなり演奏への期待が高まります。

チューニングが終わると、まずは 「ラヴェル:道化師の朝の歌」 からスタートです。
この曲は 「鏡」 というピアノ曲の第4曲として作曲された曲。しかし、1918年にラヴェル自身によって管弦楽用に編曲されました。
道化師というと、ピエロを連想しますが、“ 酔っ払いの朝帰り ” が描かれているという説もあるとか。

この曲は、演奏:ボストン交響楽団、指揮:小澤征爾のCDが発売されており、何度も何度も繰り返し聴き予習をしていきましたが、目の前で待ちに待った事が始まったぞ!ということを、理解するので精一杯。正直なところじっくり耳に残すことが出来なかったのが現実です。
ただ印象に残っているのは、意外とあっさりと演奏されたかな という事。最近の小澤さんは曲に “うねり” をつけて、しっかりと聞かせてくれるイメージがあるのですが、道化師がどこかすっきりとしない朝を、重くなりすぎずちょうどよく表現されていたと思います。

2曲目は、これまた「ラヴェル:シェエラザード」 です。
独奏者が入り3曲からなるこの曲は、ラヴェルが東洋に憧れを抱き書かれた曲ということで、ヨーロッパの曲ながら、どこかすっと日本人の心にも響いてくるアジア的な雰囲気満点の幻想的な曲です。

3曲のなかで1番長い第1曲目の アジア と言う曲は、特にアジアへの憧れを感じる印象的な曲でした。

独奏者は、背の高い体格が印象的な太い響きを聞かせてくれた、スーザン・グラハム。

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サイトウキネンオーケストラ の優しい演奏で、独奏者の響きが引き立ち、しっかりと聴かせて頂きました。

ここで20分間の休憩に入ります。
ここまでの印象は、小澤征爾の演奏の割には、意外とあっさりとして軽く聴けてしまった感じでどこか物足りないような感じがしました。ただ、じっくりと重厚に聴かせる曲ではないので、曲のイメージにあった的確な演奏と言えるのかもしれません。

休憩が終わり、待ちに待った 「ブラームス:交響曲第2番」 が演奏されます。
この曲は、7月27日の 「 フェスタサマーミューザ2009 」 でも聴いているので、予習は万全です。もちろんCDでも、サイトウキネンの演奏のもので予習をしまくってきました。
メインとなる曲ですので、どれだけ小澤節が聴けるのかと、ばもくんのワクワク感は最高潮になりました。

まずは、ホルンが演奏するゆったりした主題が印象的な、とてものどかな雰囲気で始まる第1楽章。
チェロの響きをメインに、優しくどこか寂しげなイメージを感じる2楽章。
どちらも、さらりと流れることなく、じっくりと聴くことが出来る演奏でした。
とにかく、サイトウキネンの安定した演奏には鳥肌が立ちっぱなしです。

しかしここまではばもくんにとっては序曲のようなもの。
ブラームス2番で、ばもくんが好きなのはここからの3楽章4楽章なんです。

3楽章では、のどかな部分とスケルツォ風の曲調が交差する斬新なイメージの曲調。
ちょっとした部分をのばしたり、強弱をはっきりつけたりと、短い曲ながら盛り上がりすぎず、しっかりと抑えた演奏で聴かせてくれました。

さて4楽章に入ります。
なんといってもこの4楽章、いままでの抑えた雰囲気を一気に振り払うような、エネルギッシュな曲調。パワフルな演奏で4楽章の間ずっと鳥肌ものでした。
そんな4楽章のエネルギッシュな部分でも、演奏者や指揮者が興奮しすぎず演奏しているところに感動しました。

後半のブラームス2番の全体の印象は、とにかくしっかりと大切に演奏され、本当の意味での聴衆の為の演奏になっていると思いました。演奏者や指揮者が興奮しすぎることなく、ちょっとしたフレーズも聴かせてくれる。こんな演奏は、なかなか出会う事が出来ません。

最近の小澤征爾の演奏は、特にこの “ 聴かせる事 ” に重点を置いて演奏されているような気がします。
楽譜に忠実なだけでなく、その時その瞬間にあった演奏をする事で、何度も繰り返し聴いたはずの曲も、まるで初めて耳にしたような感覚を感じることを、再確認出来ました。

そして、今回の演奏の中で素晴らしかったのが、フルートとオーボエの響きです。
日本人には出せない本場の響きとでも言うのが相応しいのでしょうか、フルートの ジャック・ズーン 、オーボエの マニュエル・ビルツ の響きが入ると一気に全体の雰囲気が変わり、とても立体感のある演奏となっていました。

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日本人の正確さと、本場の優雅な響きを融合した他には出せない、サイトウキネンオーケストラだけの素晴らしい演奏を聴くことの出来た、最高のコンサートとなりました。

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こんなに素晴らしかったコンサートでしたが、残念な事が1つだけあります。
それは、“ ホールの響 ” です。好みもあるとは思いますが、今回会場になった 「 松本文化会館 」 ですが、とにかく響きが硬い。細かな音が本当に聞こえないんです。
ホールのど真ん中といっていい席でしたが、あんなに響きの悪い、音の聞こえないホールは初めてでした。

世界に誇る サイトウキネンフェスティバル を開く長野県には、世界に誇れるクラシック専用ホールの建設をお願いしたいところですね!



あ、そうそう、演奏が終わりブラボーの嵐になったのは言うまでもありませんが、その中で初めて聞いた掛け声がありました。


『よぉっ!!日本一!!!』


ちょっと笑ってしまいましたが、まさしくその通り!! ですね。

会場を出たばもくんご一行は、駐車場にとめた “家” の中でキャンピングカースタイルに着替え、興奮さめやらぬ状態で明日のご来光に向けて乗鞍へ向かうのでした〜

その模様は「 サイトウキネンフェスティバル 2009 鑑賞ツアー V 」 でお伝えします。


オーケストラコンサートBプログラム詳細
ラヴェル : 道化師の朝の歌
ラヴェル : シェエラザード
       メゾ・ソプラノ : スーザン・グラハム
ブラームス : 交響曲第2番 ニ長調 作品73

演奏 : サイトウ・キネン・オーケストラ  
指揮 : 小澤征爾

9月4日(金) 開演:19:00
9月6日(日) 開演:16:00
9月7日(月) 開演:19:00

料金:S:\23,000 A:\20,000 B:\17,000 C:\10,000
場所:長野県松本文化会館

サイトウキネンフェスティバルオフィシャルHP
http://www.saito-kinen.com/

関連HP
SKF をみんなで応援しよう
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/skf/


下記は、今回のコンサートに向けてばもくんが予習に使ったCDです。

ラヴェル:ボレロ
ユニバーサル ミュージック クラシック
2006-11-08
小澤征爾

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ラヴェル:歌劇「スペインの時計」、歌曲集「シェエラザード」、他
ユニバーサル ミュージック クラシック
2009-06-24
スイス・ロマンド管弦楽団 アンセルメ(エルネスト)

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ブラームス:交響曲第2番&3番
ユニバーサル ミュージック クラシック
2009-05-20
サイトウ・キネン・オーケストラ 小澤征爾

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うーん
よ、日本一!、はいいですよねぇ〜自分も言ってみたい(笑)日本だし、日本人なんだから。もっとあっていいと思いますけどねぇ。千両役者!とか(笑)小沢さんならそのつぼをおさえた感覚を十分よろこんでくれると思いますねぇ(笑)
サイトウキネンよかったですね。
まだ聴きにいったことないので羨ましいです。
小沢さん、お体心配ですね。十分静養なさっていただきたいと思います。
通りすがり
2010/01/10 23:29
通りすがりさんコメントありがとうございます!
日本人なんだから、よ!日本一!! ピッタリのかけ声ですよね〜ブラボーより日本人には自然ですが、なかなか言えません(^^ゞ

今年のサイトウキネンは、ブラームスとベルリオーズの二本立て!特にベルリオーズ幻想は期待大です。

きっと小澤さん元気になりますよ〜
是非、今年のサイトウキネンはチケットゲットして来て下さいよ〜また夜通し並ぶぞ〜
ばもくん
2010/01/11 01:05

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